いかだ辺境劇場 チェーホフ編 |
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《開催にあたって》 |
2015年7月17日(金)─19日(日) DEAD THEATER TOKYO 公演 桜の園 |
2015年7月24日(金)─27日(日) shelf 公演 三人(姉妹) |
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作|アントン・チェーホフ 演出|山田咲 出演|大崎由利子 西山真来 佐藤小実季 ドラマトゥルク|速水淑子 制作補佐|窪村永里子 7月(全4回公演) 17日(金)19:30(キャンセル待ち) 18日(土)14:30(キャンセル待ち) 19:00(余裕あり) 19日(日)14:30(キャンセル待ち) (開場は開演の30分前) 桜の園にかつて住んでいた人々が戻ってくる。だがもはや、この地上に彼らのドラマがありありと起こる場所はない。だから彼らは亡霊のように、3人の俳優のうえに、そばに、あちこちに、現れる。そして次第に歩き出しこちらを見返す。重なり合う存在が、アクトエリアと桜の園を地続きにする。動いているのは誰なのか。いま私たちが私たちであるためによりどころとしているものは何なのか。言葉やからだを動かしている主体はだれなのか。あふれる情報にさらされ内と外を作ることで守らざるをえない「自分」や「私たち」の中身を今一度、劇場空間から問い直します。 【DEAD THEATER TOKYO】2014年8月より山田咲と速水淑子を中心に演劇研究ユニオンとして始動。性差を解体する理論を支柱に主体の枠組みを問いなおす作品を作る。現在ハインリヒ・フォン・クライストの『ペンテジレーア』をドイツ語から翻訳中で、そのテキストをもとに様々な切り口でシリーズ作品として上演を行う予定。第一回目は「翻訳」をテーマに2015年10月に都内で上演する。deadtheatertokyo.strikingly.com |
作|アントン・チェーホフ 構成・演出|矢野靖人 出演|春日茉衣 小川敦子 池田詩穂 北島莉恵 出村良太 横田雄平 衣装協力|竹内陽子 制作|shelf ※出演を予定していた渡辺真美は事情により降板いたしました。 7月(全5回公演) 24日(金)20:00(予約定員締切) 25日(土)14:00 / 19:00 26日(日)14:00 27日(月)20:00(予約定員締切) (開場は開演の30分前) ※各回とも若干数の当日券をご用意しています。 ※演出の都合上、開演してからのご入場はお断りしております。時間の余裕をもってご来場くださいますようお願いいたします。 登場人物たちの口にする未来に対しての責任と、今・そのときを生きる(しかない)人間のその幸福について考えたとき、ヴェルシーニンの語るあのあまりにも有名な台詞は、しかし歴史の終焉を迎えた“現代”を生きる私たちには残酷に、虚ろに、ときに甘く響いて、いつまでも耳の奥に谺する。労働(仕事)と人間の幸福、そして私たちが抱く未来という希望と忘却。これらを縦糸に、チェーホフ『三人姉妹』の数々の小さな叫びのような台詞を横糸に、60分ほどの小品を試作します。 【shelf】現代演劇を制作するシアターカンパニー。代表は演出家の矢野靖人。沢山のテキストが堆積・混在する書架をモチーフに活動を展開。俳優の「語り(Narattive)」に力点をおきつつ、古典や近代戯曲を主な題材として舞台作品を制作し続けている。2008年8月、『Little Eyolf -ちいさなエイヨルフ-』(作/ヘンリック・イプセン)にて所属俳優の川渕優子が、利賀演劇人コンクール2008<最優秀演劇人賞>を受賞。2014年、国際イプセンフェスティバル公式プログラムとして「GHOSTS-COMPOSITION/IBSEN」招聘。theatre-shelf.org |