2017年1月7日(土)〜9日(月)

身体の知覚
 カラダノチカク vol.5

遠くの音を聞いたり、風を感じたりするとき、
五感ではくくれない身体の知覚が
働いているのではないか……。

様々な表現は大抵の場合、
何かを媒介として他者と物事を共有します。
例えば詩や文学は言葉、音楽はメロディや音、
美術は色彩や空間。演劇、ダンスは声や身体の動き。

この「身体の知覚~カラダノチカク~」では、
認識しきれない「知覚」そのものを媒介としながら、
その場や時間を、そこにいる方々と
共有することを可能にするには どうしたら良いのか?
また、そのためには身体が どうあるべきなのか、
様々な取り組み方法によって模索していきます。

喜多尾 浩代さんが中心となり、身体の知覚を頼りに
表現を探っている方々にお声をお掛けして開催しています。

今回は、昨年に引き続き、田辺 知美さん、
そして、新たに 関 かおりさんが加わり
普段は意識しない、
誰もが持つ身体の知覚の可能性を
再発見したいと思います。

皆さまと、身体の知覚を通して、
出会うことができれば幸いです。


●料金 各公演前売予約 ¥2,000(当日¥2,300)
    2公演セット  ¥3,500(予約のみ扱い)
    3公演セット  ¥4,500(予約のみ扱い)
●お問合せ/ご予約
 (とても小さい会場です。ご予約をおすすめします)
 予約フォーム→クリック

 mail→クリック
 tel/fax→03-3365-0307
●予約に関して
・メールでのご予約
件名を「知覚予約」とし、
本文に下記1〜4をご明記ください
1お名前
2 観覧日時(セットの場合は種類と日時)
3 枚数
4 ご連絡先(携帯番号or固定電話)
※2日たってもメールの返信が無い場合は、ご予約が完了していませんのでお手数ですが再度メール、もしくはお電話にてご連絡ください。
・全席自由席です。開演時間を過ぎてご入場の場合、ご予約されていても、お席にご案内できない場合があります。余裕をもってお越しください。

●会場 RAFT(中野区中野1-4-4 1F)
    アクセス→map
●企画 NPO法人らふと



■1月7日(土)19:00開演(18:30開場)
喜多尾 浩代 公演


穏やかな状態で 自分の形が消失している....
そんな際の 記録しがたい瞬間を
大切にしています。
カラダノチカクが 観る人に
発生することを 希い、
世界と そして あなたと 向き合うために、
静かに 変わり続け 此処にいる。

【KITAO Hiroyo】
幼い頃からドイツ・モダンダンスの系譜の中で踊り始めるが 徐々に逸脱。医科学の領域で博士(Ph.D.)となり研究を続ける。2001年に海外での放浪的表現活動を体験し、『現象として存在する身体ソノモノ』に興味を持ち始める。現在は、肉体知が突き動かす身体感覚を基点にモノやヒトと交感してゆく プロセス的行為を『身体事』と名付けて、ソロ・パフォーマンス を中心に、ワークショップやコラボレーションにも 国内外の様々な環境で取り組んでいる。
http://www.nsknet.or.jp/~kitao

 

■1月8日(日)18:00開演(17:30開場)
関 かおり 公演


とても個人的な「感覚」というものを出発点の一つにしてやってきましたが、改めて、その場にいる人々とそれを共有する、しかもソロで、ということを、今は難題のように感じていますし、今改めて向き合うべきことだとも思っています。
2016.10.17

【SEKI Kaori】
関かおりPUNCTUMUN(ぷんくとぅむん)主宰。
近年はヒトや動植物の生態や感覚機能に注目し、嗅覚から得る刺激を含めた作品に取り組む他、
演劇やファッションカタログへの振付、室伏鴻の作品に参加する等活動の場を広げている。
2014 〜16 年度(公財)セゾン文化財団ジュニア・フェロー。
http://www.kaoriseki.info/

 
■1月9日(月)17:00開演(16:30開場)
田辺 知美 公演


目に映った音に爪の先が
震えるようなことはなかった。
聞こえたた臭いに骨がうなずく。

【TANABE Tomomi】
1985年2月土方巽の稽古に参加。同年ソロ公演「イプシロン」でデビュー。神領國資、大森政秀に師事。1997年よりソロ「金魚鉢」シリーズを継続。ダンス白州、岩名雅記作品、山崎広太作品等に出演。2012年川口隆夫と土方巽「病める舞姫」をテキストに2つのソロダンス(wwfes.大野一雄フェスティバル、秋田青森公演)日々、助産師としても活動中。
http://www.tanabetomomi.jp