●企画にあたって●
「表現」に自覚的な人々をアーティストと呼ぶとすると、
多くのアーティストは自分が表現したもの〈=作品〉で、
人々の心や感覚、さらには社会全体に何かしらの変化を起こすことを
願うのではないでしょうか。
この「石と波紋」という企画は、そのような表現を模索している
若手の表現者が「表現のあり方」を探る場です。
ここから投げられた表現がどのような波紋を広げるのか… 
今回は、四組の団体がそれぞれ単独公演を行います。
どうぞお立ち会いください。

●料金 予約¥2,000 当日¥2,300

●お問合せ/ご予約
 mail→クリック tel/fax→03-3365-0307

●予約に関して
・メールでご予約の際は、件名を
 「それぞれの団体名(団体名が長い場合は頭二文字でもOK)予約」とし、
 本文に下記1〜5をご明記ください。
1 お名前 
2 上演団体名 (団体名が長い場合は頭二文字でもOK)
3 観覧日時
4 人数
5 ご連絡先(携帯番号or固定電話)

※2日たってもメールの返信が無い場合は、ご予約が完了していません。
 お手数ですが再度メール、もしくはお電話にてご連絡ください。

【全席自由席です。開演時間を過ぎてご入場の場合、ご予約されていても、
お席にご案内できない場合があります。余裕をもってお越しください。


●会場 RAFT(中野区中野1-4-4 1F)
    アクセス→map

         

公演日時(受付、開場は開演の30分前)
   5月20日(火)19:30
    21日(水)19:30

■長屋耕太PROFILE 京都造形芸術大学卒。大学在学中は舞台写真、伝統芸能石見神楽、和太鼓演奏を行う。人の身体に興味をもち、身体感覚を追求すべくダンスをはじめる。

■呉宮百合香PROFILE 4歳よりバレエを始める。これまでに加賀谷香Dance-SHAN、Odorujou(JOU)などの活動に参加。早稲田大学大学院舞踊学専攻。

  ※長屋耕太+呉宮百合香「異土と乞食」の公演は、諸般の事情で公演中止となりました。楽しみにされていた方々、申し訳ございません。
2014年5月20日(火)・ 21日(水)
長屋耕太+呉宮百合香
「異土と乞食」

振付・演出・出演=長屋耕太
出演=呉宮百合香
サウンドモーフ=福井陽介
制作=小林あずさ、黒川岳

室生 犀星「小景異情(その二)」
郷愁の詩に、田舎で育った室生の都会でいきる葛藤がみえる。
詩中の“異土の乞食”という言葉に、
東京育ちの私は妙な親近感がわいた。
新宿のネオン街を歩く時、
透明で無味無臭な手に心臓をつかまれる、
その感覚が甦ってきた。

13,294,039人が東京に住む。
異土はどこへ ─  乞食は私か ─



公演日時(受付、開場は開演の30分前)
   5月27日(火)19:30(sold out)
    28日(水)14:30
          19:30(sold out)
※27日19:30、28日19:30の当日券の発売は予定しておりません。

■PROFILE 東京都出身。美大卒業後、パフォーマンスという形態を選び、身体・美術・音楽の総合的な空間作品を発表している。近年、振付家としても活動を展開。http://apiece7.blogspot.jp/
上記写真=bozzo

  2014年5月27日(火)・ 28日(水)
尾花藍子
「春霞についての話」

振付・演出= 尾花藍子
出演= 熊谷理沙、KEKE、和中和央

目の前がかすんでるときこそ、
先が見通せる、かもしれない。

みえないつもりになってるからこそ、
一歩。

変えられない前提で、
長い沈黙をゆるませた季節に、
変える。


※尾花藍子公演に関しては、演出の都合上、座席数がいつもよりさらに限られております。 あらかじめご了承ください。



公演日時(受付、開場は開演の30分前)
   6月3日(火)19:30 ←(予約締切)
    4日(水)14:30
          19:30 ←(予約締切)
※当日券は若干数ご用意いたしますが、お入りいただけない可能性もございますので、予めご了承ください。

■PROFILE 東京藝術大学音楽環境創造科出身の吉中詩織と前村晴奈によるパフォーマンスユニット。演劇やダンス等のジャンルに捕われず、言葉・身体・音楽をもとに、五感に訴えかける空間づくりを目指している。
ウェブサイト→http://sakasamanako.main.jp
  2014年6月3日(火)・ 4日(水)
サカサマナコ
「祝辞の方法」

出演=石田美生、佐々木望円、三浦真樹、水口早香
脚本・演出=吉中詩織
音楽・音響=前村晴奈
美術=山本高久 照明=福嶋芙美
制作=伊藤優里

「話したいことがある」と幼馴染の理央から
連絡がきた優愛と千春。25 歳、独身。
それはきっと「おめでとう」と
言わなくてはいけないこと、
なのにどうしても「おめでとう」
と素直に言えないこと、なのだと思う。
飛び交う憶測。書き換えられる記憶。
不器用で精一杯の愛情。
無条件に、慈悲深く、
ありたいのに、な。



公演日時(受付、開場は開演の30分前)
  6月10日(火)19:30 ←(sold out)
   11日(水)19:30
※10日の回、当日券の発売は予定しておりません。

■PROFILE 桜美林大学総合文化学群卒 在学中にコンテンポラリーダンスに出会う。卒業後は、振付家・ダンサー手塚夏子の作品に出演。手塚がアドバイザーを務める“民俗芸能調査クラブ”では、国内外の祭りを調査。そこでの体験が作品作りに影響している。
ブログ→

  2014年6月10日(火)・ 11日(水)
おかっぱ企画
「竜の煙」

出演=鈴木燦、末森英実子(おかっぱ企画)、若林里枝
音響=林あきの 
照明=芹川直子
舞台アドバイザー=熊木進

2年前に他界した祖母の初盆で、
私たち家族は迎え火を焚いた。
迎え火の煙は、まるで祖母を導く竜のように、
すーっと家の中へ入っていく。
竜は、祖母の死の悲しみや思い出を
昇華すると同時に、
私たち家族に、はじめて死に対する共有を
もたらした。
私はこの煙に、
ダンスの可能性を感じるのだ。