2013年2月22日(金)~24日(日)
【文学+-×÷】vol.1 宮澤賢治 +-×÷ chon-muop
『うすあかりの国』


22日(金) 15:30☆(△) / 19:30(△)
23日(土) 15:30(△) / 19:30★(×)
24日(日) 13:00(△) / 17:00(○)
全6回公演。受付・開場は開演の30分前です
☆…プレビュー公演。予約・当日ともに料金500円引き
★…終演後、アフタートーク的なささやかな催しあり


〈予約状況〉
○=余裕あり
△=定員間近
×=予約締切(キャンセル待ちになります)

料金 予約¥2,300 当日¥2,500

構成/演出 櫻井拓見 Takumi Sakurai
出演  たけうちみずゑ Mizue Takeuchi
    澁谷 橙 Daidai Shibuya
    榎本純子 Junko Enomoto
    小玉陽子 Yoko Kodama
    関根麻郎 Marlowe Sekine
    後藤 勇 (コントラバス/他) Isamu Goto
    山崎阿弥 (声/歌) Ami Yamasaki


●お問合せ/ご予約
 mail→クリック  
 tel/fax→03-3365-0307

●予約に関して
・メールでのご予約
件名を「うすあかり予約」とし、
本文に下記1〜4をご明記ください
1 お名前 
2 日時
3 人数
4 ご連絡先(携帯番号or固定電話)
※2日たってもメールの返信が無い場合は、ご予約が完了していませんのでお手数ですが再度メール、もしくはお電話にてご連絡ください。
・全席自由席です。開演時間を過ぎてご入場の場合、ご予約されていても、お席にご案内できない場合があります。余裕をもってお越しください。


●会場 RAFT(中野区中野1-4-4 1F)
    アクセス→map

●企画 NPO法人らふと



illustration Akiko Koga

とても大きなかなしい出来事に見舞われたとき、既に死んでしまっている「あの彼」が「もし、いま、生きていたならば」と考えるのは、センチメンタリズムにまみれた安易な逃避かもしれません。

それでも例えば、彼があと十数年長く生きていたら、例えば、あの大きな戦争の「あとの日本」を経験していたら、どんな見えないものを見て、どんな聴こえない音を聴いていたのか。

やはり私も「宮澤賢治の不在」を追いかけるようにして、想像してみたくなりました。
宮澤賢治自身が早世した妹「トシ子」の不在を追いかけたように、電信柱が息づくのを見たように、いまの私の「生」がいったいどこに宿っているのか、小さなイカダ(=RAFT)に乗って、再確認する試みです。

         *  *  *

『うすあかりの国』は、彼の小説「ひかりの素足」の中の章題のひとつで、子供が迷い込む地獄の光景を描いています。

まずは、その示唆的な章題と、本文からすくい取ったこの言葉をお借りして、始めてみたいと思います。

「けれどもそこはどこの国だったのでせう」

(「うすあかりの国」上演に寄せて:櫻井拓見


about 【文学+−×÷】
文学には、さまざまな物語、思想、哲学、イメージが言葉として記されています。この【文学+−×÷】は、近現代に書かれた文学作品(言葉)をモチーフとして、現在を照らし出そうという企画です。第一回の今回は、宮澤賢治の作品を演劇カンパニーchon-muopの方々に独自の感覚・解釈で上演していただきます。chon-moup作品は、日常感覚をちょっとずらし、別の次元(ここに既にいない人や動物やモノの視点)から私たちの暮らしを描きます。宮澤賢治の世界観とchon-muopが出会うことによって、現れるもの。そこから浮かび上がってくるもの。どうぞご期待ください。
(RAFT)

about chon-muop(チョンモップ)
2005年活動開始。櫻井拓見、澁谷橙、たけうちみずゑ。団体名は、とある国に棲息する「いいにおいがする動物」の名前から。漂うにおいのように、どこからどこまでがわたしたちの演劇なのかわからない。
http://www.chon-muop.com