関根麻郎・ハラサオリ
「独特の存在感と視点をもつおふたり。今回も実際この二本立てがどういう効果を生むか、見通せません。人間にとって社会とはどういったものなかのか、そもそも人間とはどういった生物なのか、そして私はどこからきたのか…そんなことを問いかけるような公演になるのではないかと考えています。お見逃しなく!」(R)
10月19日(金)・20日(土)
両日ともに、開場19:00/開演19:30
予約¥2,300(当日¥2,500)
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関根麻郎『玄米四合はダメですか』
作・演出 関根麻郎
出演 田中田田田 セキネマーロウ
一日に玄米四合は多いから三合にするように 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は戦後、教科書に載せるにあたり検閲されたことがあるそうです。井伏鱒二はそのことを戦時中の出来事に置き換えて「黒い雨」の中で登場人物に語らせています。人は、社会と個人の間を、自身の安全や生きやすさを求めて揺れ動く生き物です。検閲について考える時、それは歓迎したくないものだろうけれど、戦争と同様、人間っぽい行いであるように思えてしまったりもします。
[プロフィール]
セキネマーロウ。絵や写真をやっていたが、2007よりパフォーマンスアート的なこと。2008より演劇(chon muop、sons wo: などの作品に出演)。2016よりバンド(tnwh)に参加。2018よりM’s(国分寺)パフォーマンスの日(不定期)主催。 |
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ハラサオリ
量り売りの大恋愛、
毛艶の良い侮辱、
命名する快楽、
やむをえない点灯、
来週の抜糸、で拡張する口先。その先端。
頬骨に似せた親切、
皺寄せとしての善意、
鼻先に感じる呪い、
逆の方向からくる暗さ、
首と同じ長さの返事、
それすら待てずにふっとぶ布団。
目の合わない仕組み、
出来の良い街、
針と棒のまだら、
まだ踊ったことのない人、
金字塔だと思われていた穴、
そこで害虫のこだわりを知る。
[プロフィール]
2012年よりベルリンを拠点として作家活動を開始。以来「アフォーダンス」をテーマとして、サイトスペシフィックな空間における即物的身体の在り方、発語との関係を探求している。近年ではダンサーであった実父との生別/死別を扱ったセルフ・ドキュメンタリー作品「Da Dad Dada(ダダッドダダ)」を日本とドイツの二カ国で発表。またその静物的佇まいと動物的躍動感を兼ね備えた身体を活かし、ライブ、MV、TV番組などへも多数出演。2017年度ポーラ美術振興財団派遣海外研修員。東京芸術大学デザイン科、ベルリン芸術大学舞踊科修了。halasaori.com
photo©️Kana Tarumi
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