ICiT代表のcode20xx(ノシロナオコさん)に
立ち上げの動機をお聞きしました


「ダンス作品を制作したり、発表する場を見つけるのが結構大変だったんです。もっと制作に集中できる場を自分で持てたらいいなと思ったのがきっかけです」

ICiTの立ち上げについて、そう語るノシロさん。ICiTは、これまでに50名以上の振付家、ダンサーが参加しました。RAFTを拠点にその都度参加者を募集し開催しています。

「“制作する場を確保したい”そういう同じ思いを持ったダンス作家たちがきっといるだろうと思い、公募という形で参加者を募りました。実際、ダンス作家が集まることで交流も出来るし、場をシェアしながら、お互いの制作テーマや手法を高め合う事になればと思っていました」
  
ノシロさんの思いを発端とし、ICiTはその都度内容を変えながら、これまで5回開催しています。

「ICiTとして目指すものはこれだ!みたいなものに縛られないようにしたいと思っているんです。参加しているダンサーそれぞれで目指すところ(参加動機)は違っているんですね。今はそれで良いんじゃないかと思っています。このICiTという場、集まりをダンス作家それぞれの目的意識で利用してくれればと考えていて、それぞれにとって利用価値のある場であれば、続けていきたいなあと思っています」

今回6回目を迎えるICiTでは、これまでに参加してくださった方々のなかから、3組のダンス作家を取り上げ、単独公演を行うことになりました。

「普段のICiTはどちらかというと“表現”というより“制作”の方に重点を置いています。ですが、今回は“表現”という事に重点を置いて、それぞれのダンス作家の“作品”を多くの人に発信していきたいと思っています。それと、個々の作家を応援したいと思っていて、この企画をきっかけにそれぞれが自主公演を出来るような後押しになるといいなあと思っています」

単独シリーズでは、政岡由衣子さん、大根田皓美さん、ジョンミイムさんの三組が参加します。
それぞれのインタビューもどうぞご覧ください。


ICiT website

 
演劇学を学び、パフォーマンス制作を経て、02年より振付家/ダンサーとして国内外で活動。独自のドラマツルギー「身体の連想ゲーム」で「空間のダンス」を紡ぐ。09年よりICiTを拠点に制作。
http://code20xx.jimdo.com/



 
 
    





 
■ICiT単独公演シリーズ1-2-3 2012年11月23日(金)〜25日(日)
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